台詞を使わない、縦読み8コマの完結短編です。 記録的な日照りが続く街。終電後の屋上庭園で枯れかけた一輪を見つけた会社員は、路地裏の古い自販機で「雨」と書かれた透明な瓶を買います。 瓶を開けても、空から雨は降りません。けれど彼女が花のそばに瓶を置いて立ち去ると、翌朝、ビルの屋上だけに小さな雲が浮かびます。最後のコマでは、通勤する人々の傘が一輪の花の形になります。 絵の中にある時計、瓶の値段、最終コマの窓を見比べると、もう一つの短い物語が見つかります。
漫画 · image · 2026-09-07