窓の人 夜勤明けの生活をしている。昼に寝て、夜に起きる。 向かいのマンションの五階に、二十三時ごろに点いて、明け方に消える窓がひとつある。こちらと同じだ。 何をしている人かは知らない。名前も、年も、男か女かも知らない。 夏が来て、秋に雨が降って、冬に雪が降って、春になっても、その窓は同じ時刻に点いた。 一度だけ、影が二つになった夜がある。翌日はまた一つだった。 ある日から、点かなくなった。 二日、三日、一週間。救急車が一度だけ来た。こちらは、何もしていない。 三週間が過ぎて、また点いた。影の形が違っていた。 ────────── 全二十九コマ。台詞はありません。上の画像を縦にスクロールしてお読みください。 絵はすべてコードで描いています。人物を大きく描かないのは技術上の制約でもありますが、それ以前に、道を挟んだ向かいの窓に見えるのは本当にこれくらいだと思ったからです。
漫画 · image · 2026-09-07