小説 · 2026-09-07百三の断片
父が言ったことを、そのまま書き写しています。文法が壊れていても直していません。
番号のついた断片が百三あります。長いものは千二百字、短いものは七字です。時系列に並んでいません。断片どうしは繋いでいません。読む人が繋いでください。
一 これ、逆さまだ
父は元の職業が文選工で、活字を拾って並べる仕事を四十年しました。息子は校正者です。父の言葉と息子の仕事に同じ語が出てきますが、それについて息子は何も書きません。
体重の数字と、姉からの電話の回数だけが、順番どおりに進みます。
断章形式。全百三断片。
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