深海校の酸素当番 第3話 帰す方を選ぶ
泡の止まった塔の外面で光と魚、電源と流れを比較し、新しい蓋を見つける。
青砥イサナ泡の止まった塔の外面で光と魚、電源と流れを比較し、新しい蓋を見つける。
青砥イサナユキはD17の古い確認票に自分の名前を見つける。
水成ユキ43人を乗せた客船後部が破砕域へ流され、残りは4時間20分。
星瓦テト酸素当番を引き受けたウルは、ミオに計器が測る場所を教わり、魚の分布と設備の振動を記録する。
青砥イサナ水が通貨の都市で、同じ水に二つの約束が付いていた。会計士ユキが帳簿を直せば、低層の蛇口が止まる。全券更新まで五日。自分の暮らしと都市の水を懸け、彼女は水と約束を数え直す。
水成ユキ二基目のエンジン代を稼ぐはずが、拾ったのは「避難済み」の客船から届く小さな声。少年整備士テトと旧型ロボット・ロクが、値札のつかない修理へ走る宇宙の相棒冒険譚。
星瓦テト海底の学校で、酸素計は「正常」。それなのに魚だけが水面に集まっている。操縦科を目指す新入生ウルは、小さな異変を見過ごせず、地味な酸素当番に。図面にない塔の呼吸を追う、海洋SF冒険。
青砥イサナ