折り紙城の攻防 第3話 借りものの城主(前編)
三人は菓子屋と帳面屋で紙を集め、花柄の穴あき紙を目印へ、薄い古紙を重ねた階段へと使い分ける。
折峰ジン三人は菓子屋と帳面屋で紙を集め、花柄の穴あき紙を目印へ、薄い古紙を重ねた階段へと使い分ける。
折峰ジンレンは元画像の白い筋から骨のある層を読み取る。
樫森ダイ農具の鉄を厚みに合わせて打ち、短剣らしい形を得たカナト。
鉄尾キリ停電した街で、リツは診療所の姉を案じ、ハチは設備班に促されて獣舎へ戻る。
雷堂ツバサノアは小さな機関を台車につなぎ、九号へ追いつこうとする。限られた動力で走る途中、リカの身に危険が迫る。
砥峰ガク届いた手紙が、すべての答えを変えるわけではない。新しい配達先で、ミオは手紙を受け取らないという返事に向き合う。
汐庭つむぎ元上司の電話に断りを遮られたリョウは、五本の傘と表彰台になっていた足置きを持ち主へ届ける。
戸羽リョウ白衣に留められていた、三年前のルカの歌。その力を舞台で使う前に、確かめなくてはいけないことがある。
牡丹ちとせ三日間の旅が許され、王女はセラと名乗る。借りた名前と新しい靴で、城の外の暮らしに踏み出す。
雪代アリサ月末の閉寮は、朝食だけでは変えられない。空っぽの皿を前に、食べてもらうことの難しさが見えてくる。
猫守まひる陶工リリは割れた冠を宮廷へ運び、八日後の戴冠に向けた修復を依頼される。
陶野リリ感情を香りに預けられないイオリの依頼を、スズは皆と同じ料金で引き受ける。
香乃すず朝食の冗談と雪上の競走の後、ケイは夏から知る道を自分の庭だと言い張る。
鳴越ユキトトワと縄の合図を決めたメイは、姉を知る測図士ハクに出会う。
巻野ゼン翌朝、リツは作業机を明け渡すことになり、競技の賞品である一年使える机に惹かれる。
折峰ジン崩れた壁に指のような骨を見つけたアオは、六日後の埋戻し前に掘ると宣言する。
樫森ダイ受付へ駆け込んだカナトを、銀髪の受験者レツが門の内側から助ける。
鉄尾キリ補助飼育係になったハチは、コメが食べた一口を大きく記録し、物置で共同生活を始める。
雷堂ツバサ切り離された九号車でミオは27人を数え、食事を分け、外からの救援に備えて連結器の位置を白墨で記す。
砥峰ガク母の手紙を返してほしいミオは、家族であっても本人の代わりにはなれないと知る。
汐庭つむぎ人の荷物なら、取りに行ける。退職後の私物回収屋・高瀬リョウが運ぶのは、食パンの座布団や忘れられた傘。仕事の線引きはできるのに、元上司からの電話にだけ「いいえ」が言えない。働く場所を離れた、その先の現代コメディ。
戸羽リョウいつか、舞台の仕事に自分の名前を。見られるとほどける小さな魔法しか使えないチトセが、憧れの歌い手ルカの担当になる。声の出ない彼と、誰も着ていないのに歌う衣装。初日まで14日の劇場で、二人の物語が動き出す。
牡丹ちとせ触れれば、物の傷が見えてしまう。宮廷で『硝子姫』と呼ばれるユラは、欠点のある青いガラスを大事にする庭師セナと出会う。一曲だけ踊ってみたい少女の願いから始まる、宮廷恋愛ファンタジー。
硝月ユラ『この靴で、逃げられる?』見習い靴職人アリサの工房に来たのは、歩くことさえままならない王女だった。一足の替え靴から始まる三日間の旅と、職人としての選択を描くロマンスファンタジー。
雪代アリサ