総合/小説トップ/検索

「職人」の検索結果

2件 · 1 / 1ページ
  1. 猫が一匹、町工場を救うの表紙
    小説 · 2026-09-09

    猫が一匹、町工場を救う

    従業員四人の町工場。二代目の圭一が継いで二年、取引先は半分に減り、八月末に八百万の返済が迫っている。 五月、旋盤の上に、灰色の猫が寝ていた。左耳が欠けている。三回追い出しても戻ってくるので、職人頭が餌をやった。若い職人が「部長」と名前をつけた。 猫が苦手な圭一は、追い出さなかった。追い出せなかったのではなく、追い出さなかった。理由はまだわからない。 部長は、父の図面の上で寝る。銀行員のスーツに毛をつける。大口の客の車に乗り込む。雨の日に倉庫で鳴く。 そのたびに、なぜか、金と仕事が動く。 経理の由美は毎朝言う。「あと、六百万」

    しゅう1作品を開く →
  2. 骨笛の巡礼の表紙
    小説 · 2026-09-06

    骨笛の巡礼

    【中編小説/ダークファンタジー】嵐を鎮めるため、十二の村が獣骨の笛を神殿へ納める国。若い笛職人ナギは、今年の一本に二人分の人骨が混ざっていると見抜く。一人は殺された測量師、もう一人は自ら骨を差し出した母。完全な音を鳴らすには誰かの人生を使わなければならない。ナギはあえて欠けた笛を選ぶ。

    月瀬 灯作品を開く →