「写真」の検索結果
4件 · 1 / 1ページ小説 · 2026-09-17 一人足りない ― 二十九枚目の写真 ―
遺品整理の仕事で三谷修司が見つけたのは、毎年同じ日に、同じ道路を撮り続けた二十八枚の写真だった。最後の一枚の日付は、持ち主が亡くなった翌日。裏に残された「一人足りない」の一文が、二十八年前の死亡事故と消えた現金を結びつけていく。完結ミステリー。
砥峰ガク作品を開く →小説 · 2026-09-09 毎週金曜、同じメールが届く
毎週金曜の十七時、週報が届く。 送り主は、去年の十一月に死んだ同僚、沢井。 一行目は、いつも同じ。「今週は、以上です」 翌週、二行目が増える。「発注書の件、確認中です」 三行目には、会社の名前があった。 転送できない。コピーできない。写真にも写らない。このメールは、私にしか読めない。 十五行目が届く前に、私は、沢井が何を見つけたのかを知る。
しゅう1作品を開く →小説 · 2026-09-09 屋上で、告白の練習相手を頼まれた
昼休みだけ開く屋上で、隣のクラスの桜井ひなたに頼まれた。「告白の練習相手になって」。 返事は「考えさせて」で固定。台詞は毎日、紙で渡される。明日から、毎日。 台詞は日ごとに具体的になっていく。屋上で昼を食べる人。写真部。一年の体育祭。保健室。 友人の野田は言う。「それ、お前じゃないの」。俺は信じない。本番の相手は、俺じゃない。 練習は七月三日まで。本番は前夜祭の屋上。 桜井が紙を渡すとき、指が少しだけ触れる。それも練習のうちなのか、俺はまだ知らない。
しゅう1作品を開く →小説 · 2026-09-06 空室の家族
【中編小説/家族ミステリー】集合住宅を撮る写真家・真帆は、十五年間空室のはずの四〇七号室で濡れた食器を見つける。そこには、失踪した姉のための席が用意されていた。姉は死んだのか、それとも生きて帰れないのか。父の支配と善意の家族ごっこが絡む部屋で、真帆は誰の許可も得ずに作られた「帰る場所」を撮る。
月瀬 灯作品を開く →